自己心理学や間主観性理論を中心とした現代精神分析理論に関心を抱く,精神分析療法/精神分析的心理療法の専門家によって設立されたグループ
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精神分析における物語論

[指定討論] 吉沢 伸一

[目次]
治療者の「物語化の欲望」をめぐって
1.はじめに
2.なぜ物語が必要なのか?
3.物語るよりも別の重要なことに気づいている治療者の視点
   アン・アルヴァレズ 解釈の3つののレベル
4.物語化の欲望を調整する治療者の視点
   アントニーノ・フェロ 「ビオニアン・フィールド理論」
 
[概要] 
本動画はNAPI第4回オンライン相互セミナー(2023.5.28)を録画したものです。精神分析における解釈の科学的な実証性に疑義が呈されるようになって以来、物語論は時には表立って、時には暗黙の裡に、精神分析的な実践における理論的な支柱の一つとなっていると言えるでしょう。そこで本セミナーでは精神分析における物語論について解説し、それに対して指定討論を行い、このテーマについての議論を深めています。
[公開日] 2023/12/23
[時間]15 分
[vimeo VOD内の動画番号112] 

vimeoサイトで視聴する→
 

(よしざわ・しんいち)
青山学院大学大学院卒業後、主にファミリーメンタルクリニックまつたにで子どもと大人の臨床に携わる。
臨床心理士、公認心理師、子どもの精神分析的心理療法士(サポチル)。
日本心理臨床学会代議員、日本臨床心理士会児童福祉・子育て支援委員。
日本精神分析学会奨励賞受賞(2017)、日本心理臨床学会奨励賞受賞(2022)。
共編著に『子どもの精神分析的セラピストになること―実践と訓練をめぐる情動経験の物語』(金剛出版)、『こころに寄り添うということ―子どもと家族の成長を支える心理臨床』(金剛出版)、共訳書にアルヴァレズ『子どものこころの生きた理解に向けて―発達障害・被虐待児との心理療法の3つのレベル 』(金剛出版)、ハーグリーブス・ヴァーケヴカー編『心的変化を求めて: ベティ・ジョセフ精神分析ワークショップの軌跡』(創元社)などがある。