精神医学における診断分類
精神医学についての基礎的な講義「精神医学と薬理」の第1回です。総論的な内容として、精神医学における診断分類について検討していきます。まず、診断分類の意義・歴史を概観した上で、現在広く使用されているDSMについて、その成り立ちや特色を様々な論者の評価を参照しつつ多面的に検討していきます。
統合失調症①
精神医学の基本といえる統合失調症について2回に分けて臨床的な視点から理解を深めていきたい。1回目は総論的な知識、診断、概念の歴史と精神病理について概観していく。
統合失調症② 治療について
2回目は治療の観点から統合失調症を見ていきたい。薬物療法を主とする生物学的治療、関わる上での基本的な姿勢からより専門的な技法まで含めた心理社会的治療について最近の知見も交えて紹介していく。