「ナルシシズム、セクシュアリティ そして 自己」
講 義:館 直彦 (たちメンタルクリニック/上本町臨床心理オフィス)
指定討論:横井公一 (微風会 浜寺病院)
[概要]
現代社会はナルシシズムの時代と言われている。 では、ナルシシズムとは何か?
この問いに、館直彦講師がアンドレ・グリーンの視座を解き紐として、フロイトのナルシシズムに遡って、ウィニコット、ビオン、グリーン、ペレルバーグの視点を経て精神分析的にナルシシズムについて語る。
ナルシシズムは、破壊に対する最初の抵抗であり、死の欲動の作用に対抗する最初のものである、と。
指定討論として横井公一氏が、陰性のナルシシズム、ネガティヴにも触れ、さらに議論を深める。
現代社会における自己について、対象関係論的な問題とも、欲動論的な問題とも言えるナルシシズム、セクシャリティとともに、改めてこころの原点から理解する興味深い貴重な講義と討論である。
※本動画は2024年3月2日開催の「対象関係論アドバンス勉強会」の公開講義です。
[公開日] 2024/9/22
[時間] 115分
[vimeo VOD内の動画番号 133]