(たち・なおひこ)
1953年 東京に生まれる。大阪大学医学部卒業後、東京慈恵会医科大学講師、天理大学大学院臨床人間学研究科教授、大阪市立大学生活科学部特任教授を経て、現在たちメンタルクリニック院長、上本町臨床心理オフィス
著書に、ウィニコットの臨床、ウィニコットを学ぶ、
監訳:精神分析の経験(ボラス)、対象の影(ボラス),精神分析のパラダイムシフトーアンドレグリーンの精神分析ーなど多数

(よこい・こういち)
精神科医、臨床心理士。日本精神分析学会認定精神療法医。現在、微風会浜寺病院にて勤務。 
1982年 金沢大学医学部卒業。
1983年から1986年までアルバート・アインシュタイン医科大学トランスカルチュラル・サイカイアトリー・フェローおよびウイリアム・アランソン・ホワイト研究所に留学。
著書 『関係精神分析入門』(共著、岩崎学術出版社、2011) 『臨床場面での自己開示と倫理』(共著、岩崎学術出版社、2016) 『精神分析家の生涯と理論』(共著、岩崎学術出版社、2018)
訳書 S. A. ミッチェル『精神分析と関係概念』(訳、ミネルヴァ書房、1998) J. R. グリーンバーグ& S. A. ミッチェル『精神分析理論の展開』(監訳、ミネルヴァ書房、2001) C. ボラス『精神分析という経験』(監訳、岩作学術出版社、2004) S. A. ミッチェル『関係精神分析の視座』(監訳、ミネルヴァ書房、2008) L. アロン『こころの出会い』(監訳、金剛出版、2020)、ほか。

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「ナルシシズム、セクシュアリティ そして 自己」

講 義:館 直彦 (たちメンタルクリニック/上本町臨床心理オフィス)
指定討論:横井公一 (微風会 浜寺病院)

 
[概要] 
現代社会はナルシシズムの時代と言われている。 では、ナルシシズムとは何か?
この問いに、館直彦講師がアンドレ・グリーンの視座を解き紐として、フロイトのナルシシズムに遡って、ウィニコット、ビオン、グリーン、ペレルバーグの視点を経て精神分析的にナルシシズムについて語る。
ナルシシズムは、破壊に対する最初の抵抗であり、死の欲動の作用に対抗する最初のものである、と。
指定討論として横井公一氏が、陰性のナルシシズム、ネガティヴにも触れ、さらに議論を深める。
現代社会における自己について、対象関係論的な問題とも、欲動論的な問題とも言えるナルシシズム、セクシャリティとともに、改めてこころの原点から理解する興味深い貴重な講義と討論である。
※本動画は2024年3月2日開催の「対象関係論アドバンス勉強会」の公開講義です。
 
[公開日] 2024/9/22
[時間] 115分
[vimeo VOD内の動画番号 133] 

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