ラカン派の精神分析〜イントロダクション
[講師] 立木康介 (京都大学)
[時間] 100分
[概要] 「精神分析家とは無意識そのものの他(者)性を体現する〈他者〉である」という枢要命題を軸に、想像界と象徴界の区別、間主体的メッセージとしての解釈、「知っていると想定される主体」の転移論など、基礎的なラカン理論を概説する。
JFPSP内動画ページへ
vimeoで視聴する
アントニーノ・フェロの精神分析フィールド理論入門
[講師] 小林陵 (横浜市立大学附属病院)
[時間] 56分
[概要] 本講義ではイタリアの精神分析家であるAntonino Ferroのフィールド理論について紹介します。南アメリカのBarangerらの二者的フィールド理論をもとに、Bion理論、そして物語論などを結び付けた彼の理論や技法について取り上げています。
JFPSP内動画ページへ
vimeoで視聴する
日本の精神分析(的心理療法)の歴史
[講師] 山崎孝明 (こども・思春期メンタルクリニック)
[時間] 66分
[概要] 本講義では、日本の精神分析/精神分析的心理療法の歴史について扱います。日本における土着化の過程を「週一回」という特殊な設定に焦点を当てて説明し、その後日本の精神分析の現在、未来についてもお話しします。
JFPSP内動画ページへ
vimeoで視聴する
ビオン入門
[講師] 清野百合
[時間] 66分
[概要] この講義では、W. R. Bionの代表的な著作を紹介し、彼が展開した理論や鍵となる概念を解説します。思考に関する理論を中心に、初期の集団理論から後期のO(究極の現実)に至るまで、基本的な用語についての理解を深めながらビオンの思索を辿っていきます。
JFPSP内動画ページへ
vimeoで視聴する
ポスト・クライン派入門(子ども編)
[講師] 吉沢 伸一 先生(ファミリーメンタルクリニックまつたに)
[時間] 63分
[概要] 子どものポストクライン派の展開は、ビオンの貢献を基盤に、ビック、メルツァー、タスティン、そして今日的にはアルヴァレズの臨床的思索が重要である。それは、自閉症や被虐待経験をもつ子どもの心をいかに理解し、成長促進的な関りが可能となるのかをめぐる臨床的探求の軌跡である。昨今、自閉症スぺクトラムと診断され得るが、アタッチメントの問題や、剥奪的な環境で育った影響などが複雑に絡み合うケースが増加しているように見える。彼らの探求の軌跡は、心理療法の中で個々のケースへの理解と関わりを検討する上で、有用な視点を提供してくれるだろう。
JFPSP内動画ページへ
vimeoで視聴する
ポスト・クライン派入門(成人編)
[講師] 吉沢 伸一 先生(ファミリーメンタルクリニックまつたに)
[時間] 69分
[概要] 成人のポストクライン派の展開について、クラインのアイディアを飛躍的に発展させたビオンの貢献を基盤に、第二世代のローゼンフェルド、シーガル、ジョセフ、第三世代のスタイナー、ブリトンといった分析家の臨床的探求を取り上げる。クライン理論の中核にある「妄想分裂ポジション」と「抑うつポジション」、「投影同一化」、「ナルシシズム」というアイディアが、その後の探求によりいかに発展していったのかを、パーソナリティの発達や治療関係の理解、および治療技法論に焦点化し概観していく。
vimeoで視聴する