(ふじい・あゆみ)
1980年生まれ、大阪育ち。2014年、京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程研究指導認定退学。2017年、京都大学博士(人間・環境学)学位授与。日本学術振興会の特別研究員を経て、現在、非常勤講師として、同志社大学、関西学院大学、京都大学、神戸大学、京都医健に従事。これまで主に精神分析理論におけるメランコリー概念の変遷について研究を進めてきた。最近では、精神分析の教育と実践を行った世界初の機関「ベルリン精神分析インスティテュート」における分析家養成を巡る問題および教育分析の権威化の問題を研究テーマとしている。
著書に『メランコリーのゆくえ―フロイトの欲動論からクラインの対象関係論へ―』(水声社、2019)、共著に『メンタルヘルス時代の精神医学入門―こころの病の理解と支援』(松本卓也、野間俊一編著、ミネルヴァ書房、2020)などがある。

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S. フロイト「ナルシシズムの導入に向けて」(1914年)を読む

[講師] 藤井 あゆみ (同志社大学、ほか)

 
[概要] ジークムント・フロイトの1914年の論稿「ナルシシズムの導入にむけて」の概説。精神分析理論へのナルシシズム概念の導入は、フロイトの欲動論および自我論に大きな修正を迫ることになった。はたしてそれはいかなるものだったのだろうか。まずはフロイトのテクストに沿ってナルシシズムの概念の定義を明らかにし、その後、フロイト自らが刷新した点を確認する。
 
[公開日] 2022/6/19
[時間] 85分
[vimeo VOD内の動画番号] 6

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