2019年度公開セミナー部では、近年の精神分析の中でも重要なテーマである「他者性」について3つの学派の論客が共演するセミナーと、「乳児研究と成人の精神分析」に関する2つのセミナーをご用意しました。
いずれも日々の心理臨床実践の中でテーマとして浮かび上がる「私たちセラピストはどのようにクライエントに出会い、どのように関係を営むのか」という問題意識を共有しています。
第1回目では、「他者性」を巡って精神医学/関係精神分析・ラカン派・現代自己心理学/間主観性理論の論客が、それぞれの視点から講演と討論を行います。関係論の講師として吾妻壮氏(上智大学)、ラカン派として立木康介氏(京都大学)、間主観性理論より弊協会代表理事の富樫公一(甲南大学)にご登壇いただきます。
第2回目では、現代自己心理学の第一人者であるフランク・M・ラックマン氏(ニューヨークIPSS主観性研究所ファカルティ)をお招きし、乳児研究と成人の精神分析の接点について講演と事例検討を行います(公益財団法人精神分析武田こころの健康財団助成事業)。ラックマン氏がベアトリス・ビービー氏と共に出版した『乳児研究と成人の精神分析』は翻訳もされています(富樫公一監訳・誠信書房)。より実践的な形で乳児研究を一般の心理療法に導入する現代自己心理学の臨床の最前線線に触れる貴重な機会をみなさま是非ご活用ください。
修士大学院生から現場で活躍される皆さままで、特に公認心理師資格を取得された非臨床心理士の皆さまのご参加をお待ちしています。
一般社団法人 日本精神分析的自己心理学協会
公開セミナー担当補佐 荻野基介
過去の公開セミナー
2019公開セミナーチラシ(PDF)
日 時 2020年1月12日(日) 10:00~16:00 (開場 9:30〜)
会 場 兵庫県民会館 11F パルテホール(神戸市中央区下山手通4-16-3)
テーマ 「実証乳幼児研究と精神分析臨床の融合〜米国間主観性理論の最前線」
(公益財団法人精神分析武田こころの健康財団助成事業)
講 演 10:00 ~12:30
講 師 フランク M. ラックマン(ニューヨークIPSS主観性研究所)
富樫公一(甲南大学・栄橋心理相談室・TRISP自己心理学研究所)
通 訳 葛西真記子(鳴門教育大学)
司 会 中西和紀(あいせい紀年病院)
事例検討 13:30 ~16:00
講 師 F.M.ラックマン・富樫公一
事例提供 荻野基介(甲南大学心理臨床カウンセリングルーム)
通 訳 葛西真記子
司 会 小泉 誠(甲子園大学)
参加費 (1) 大学院生(修士課程・博士課程前期・専門職学位課程)…4,500円
(2) JFPSP訓練研究所正規訓練生…4,000円
(3) JFPSP研究グループ会員…5,000円
(4) その他守秘義務を有する専門家※…6,500円
※「その他守秘義務を有する専門家」とは…医師、臨床心理士、公認心理師(試験合格者含む)、教師、看護師、PSWなど、守秘義務を負う資格を持ち、現在臨床現場で現に心理臨床活動を行っているか、またはその指導に当たっている専門家を指します。あるいは、そのような専門家になるための訓練を受けている方も含みます。
※本セミナーは臨床心理士資格更新のための研修ポイント(参加者は2ポイント)への申請を予定しています。ポイントを取得するためには、午前・午後すべての出席が前提となります。
本セミナーに参加できる方は
医師、臨床心理士、公認心理師、教師、看護師、PSW、作業療法士など、守秘義務を負う資格を持ち、現在臨床現場で現に心理臨床活動を行っているか、またはその指導に当たっている専門家を指します。あるいは、そのような専門家になるための訓練を臨床心理学系大学院にて受けている方も含みます。臨床心理学系大学院修士課程を修了し、臨床心理士資格取得前の専門家を含みます。これに当てはまらない方の参加はできません。
そのほか
一度お振り込みいただいた参加費はキャンセルの場合でもお返しする事ができません。このことをご了解の上、お振り込みいただきますようよろしくお願いします。
2) Eメール
①お名前、②ご所属、③ご職業(医師・臨床心理士・公認心理師・大学院生・そのほかの場合は具体的に)、④郵送先住所、⑤電話番号、⑥研修証明発行の要・不要、⑦領収書が必要な場合は領収証の宛名をご記載の上、seminar@jfpsp.orgまでご連絡ください。 2〜3日経過しても振込先等の案内が送られてこない時は、お手数ですが別のメールアドレスから再送いただくか、上記(1)ないしは下記(3)の方法をお試し願います。
3) FAX
Eメールと同様の内容を明記の上、NTTの電話回線から020-4664-1473まで送信願います。うまく送信できない場合は、上記1、2のいずれかでお願いします。
※お申し込みから5日経過してもメールによる連絡が入らない場合は、seminar@jfpsp.orgまでご連絡ください。
日 時 2019年9月22日(日) 10:00~16:00 (開場 9:30〜)
会 場 三宮研修センター(神戸市中央区八幡通4-2-12RⅡビル)
テーマ 「他者性と精神分析〜クライエントとかかわるということ」
講 演 10:00 ~12:30
講 師 吾妻 壮(上智大学)・立木康介(京都大学)・富樫公一(甲南大学)
司 会 富樫公一
事例検討 13:30 ~16:00
講 師 吾妻壮・立木康介・富樫公一
事例提供 中西和紀(あいせい紀年病院)
司 会 荻野基介(甲南大学心理臨床カウンセリングルーム)
参加費 (1) 大学院生(修士課程・博士課程前期・専門職学位課程)…4,500円
(2) JFPSP訓練研究所正規訓練生…4,000円
(3) JFPSP研究グループ会員…5,000円
(4) その他守秘義務を有する専門家※…6,500円
※「その他守秘義務を有する専門家」とは…医師、臨床心理士、公認心理師(試験合格者含む)、教師、看護師、PSWなど、守秘義務を負う資格を持ち、現在臨床現場で現に心理臨床活動を行っているか、またはその指導に当たっている専門家を指します。あるいは、そのような専門家になるための訓練を受けている方も含みます。
※本セミナーは臨床心理士資格更新のための研修ポイント(参加者は2ポイント)への申請を予定しています。ポイントを取得するためには、午前・午後すべての出席が前提となります。